スタッフノート

第三種換気システムについて

RAKUYAではガデリウス・インダストリー社の換気システムを採用しています。

なぜスェーデン製の換気テクノロジーが必要なのか?

主な特徴

1.非常に低いランニングコストで住宅全体の計画的な換気が可能です。

2.換気本体はシンプルなので、故障した場合モーター交換のみで済む。

3.脚立や踏み台に乗らずにメンテナンスや点検を行うことが可能です。 

4.シンプルさゆえに、安全な換気を確保します。

※日本メーカーとの最大の違い

日本製は塩ビジャバラを採用しダクト径は50ф~80фとなります。ガデリウス社製は最低100ф以上のダクト径を採用しています。

RAKUYAでは、125фのダクトを採用しています。

換気は汚れた空気をしっかりと外部に排出しなければいけません。汚れた空気は計画された場所からしっかりと必要な量を排出することが求められます。お風呂からは水蒸気、キッチン・トイレからは匂いや水分、クローゼット等からは、浮遊している埃を排出します。埃に水分が付着すると空気を流すダクトの中に埃が付着します(特に曲がる部分)空気の流れが妨げられます、将来的な劣化も心配です。日本製の換気システムは塩ビジャバラパイプを標準採用し、ダクト径は50ф~80фになります。空気をしっかりと動かし排出するには、最低100ф以上のダクト径が必要です。換気ができずに空気が動かないとどうなるでしょう?家全体の空気は重く、大気中に含まれる水分はサッシや壁内に結露を起こし家の大事な柱や土台を腐らせることになります。

ここからは、メーカーからの引用になります。

ここ数年、日本でも建築やインテリア、ライフスタイルの分野でスウェーデンスタイルが多く見られるようになりました。 しかし、スウェーデンの換気テクノロジーに裏打ちされたエアフローデザイン(空気の流れをデザインする)という考え方はまだあまり 知られていません。 素敵なデザインの住宅もたくさんありますが、そうしたお宅に招かれた時、室内の空気が淀んでいたり、そのご家庭特有の匂い、ペット の匂いなどが気になった経験はありませんか?嫌な匂いを解消したり、家族の健康を保つためには換気が絶対に欠かせませんが、適 切な換気は意外と難しいのです。 家の中の空間は用途ごとに、壁やドアによって区切られています。例えば、リビングなら窓を開け放つと換気はできるかも知れません が、それでも押し入れの奥の空気は動きません。そこからやがてカビやダニが発生し、家族の健康を蝕む恐れが出てくるのです。

高濃度の放射性物質を排出するために

北欧の国、スウェーデンは環境先進国で世界トップに位置付けられています。 美しい国土や福祉国家として有名なスウェーデンですが、あまり知られていないこともあります。それは化石エネルギー資源が少ない こと。そして国土から高濃度のラドン(放射性物質)が表出していることです。寒い国にも関わらず化石エネルギー資源が少ないので、 住宅の高断熱化、高気密化はどの国よりも進みました。少ないエネルギーでも快適な暮らしをするために不可欠な手段だからです。 しかしその結果、ラドンが室内に留まってしまったため濃度はさらに上がり、被爆による健康被害の恐れが出てきたのです。 ラドンによる被爆から国民を守るため、スウェーデンは省エネで適切な換気を行うにはどうすべきかを研究してきました。汚染された 空気をどの場所からどれだけ排出し、どこから新鮮な空気を取り入れるか。人に必要な新鮮な空気の量は。音の問題、設備としてのメ ンテナンスなどです。

日本に導入して30年

ガデリウス・インダストリーでは、スウェーデンの換気テクノロジーを日本に導入して約 30 年になります。 スウェーデンと日本の住宅、気候には違いがあるため、スウェーデンの研究成果をそのまま当てはめれば良いということではありま せんでした。 日本の住宅や暮らしにフィットさせるため、先進的で誠実なビルダーと協力してシステム設計のノウハウを開発し蓄積してきまし た。 一方で、現在の日本の決まりは、「住宅の容積の空気を 2 時間に 1 回入れ替える能力がある機械が設置されていれば OK」という とても乱暴なものです。換気ファンの能力が満たされていれば、室内の空気をどのように動かしていくかという、適切な換気にとって 最も大切な部分が抜け落ちたままになってしまっています。 弊社がご提供するスウェーデンの換気テクノロジーは、上記のような日本の換気基準から考えるならレベルが高すぎるとお考えの 方もいらっしゃいますが、導入費用の安さを優先するあまり家族の健康を犠牲にしたのでは、せっかくの住宅建築も何の意味もな くなってしまいます。 スウェーデンの換気をご採用いただいたお客様から、花粉症やアレルギー、喘息等の症状が軽くなった、全く薬を必要としなくなっ たという連絡をいただくことも稀ではありません。 ガデリウス・インダストリーは、室内を良質な空気で満たすことが、お客様の本当の幸せにつながると信じて、スウェーデンの換気 テクノロジーをこれからも日本のお客様にお届けしていきます。

ダクトレス換気の問題

第三種換気の手法には 2 通りの方法があります。 壁に付けた換気扇(プロペラファン)で直接排気を行う「ダクトレス換気」と、 ダクト配管によって集中排気を行う「ダクト式セントラル換気システム」で す。どちらの仕組みも排気によって生じる圧力差で壁に付けた給気口から自 然に給気をする仕組みです。 ダクトレス換気は壁につけた換気扇(プロペラファン)から直接排気するた め、換気能力はほぼカタログ値通り発揮されていると思われがちです。しか し実際は、屋外の風によってファンが外部の風(動圧)に負けて空回りしてし まい、プロペラファンが回っていても、換気が正常に行われていない場合もあ ります。 また、住宅内の排気ポイントは必ずしも外壁に面しているとは限りません。 例えば押し入れやクローゼットは排気すべき箇所(間取りによる)になる場合 が多いですが、ダクトレスのファンの場合は、このような場所は無視され、結 果として押し入れやクローゼットの中に埃やカビ、ダニの増殖を招きます。コ ストを重視しすぎるあまり、換気の本来の目的が達成できない機械を動かし つづけることは、エネルギー、お金、健康のどれにとってもマイナスではない でしょうか?

風量調整機能を持つ排気レジスタ

排気する空気の量は、家全体の大きさや家族の人数で決まります。 しかし、全体の量だけでなく、どこから、どれだけの量の空気を排出するかと いう配分ははとても大切なポイントです。それを可能にしているのが、この 風量調整機能を持つ排気レジスタです。 また、家族が増えた場合や減った場合にも設定 を変更する必要が出てきますが、流通している ほとんどの換気設備やその設計方法では、この ような事態に対応することはできません。簡単に 風量を調整できる排気レジスタと換気設計は適 切な換気のためには不可欠です。

省エネモーター採用

換気システムは24時間動き続けるものです。 そのため、省エネでお金のかからないモーターが必須。 JBDGのモーターは信頼の高いドイツEBM社製のDC モーターを採用しています。 健康もお財布にも安心です。

メンテナンスが容易

換気システムは定期的にメンテナンスをすることが必要です。 JBDG はファンモーターが 1 つだけですのでメンテナンスや点検がとても楽。 換気システム本体の設置場所も低い位置に設置できますので天井裏での難し い点検作業がなくなります。

給気口の革命・フリマーフィルター

人間は、一生のうち80%以上を室内で過ごします。 わたしたちは地球の大気の中で生きていますが、この大気が今、急速に汚染さ れているのです。エレクトレット(永久帯電)フィルター『フリマーフィルター』はス ウェーデンの環境技術が開発した、優れた空気清浄化フィルターです。給気口 から室内に侵入する PM2.5 などの粒子状有害物質にも高い効果を発揮しま す。新鮮な空気がフリマーフィルターを通過する過程で、花粉などの大きさの粒 子であれば、ほとんど室内に侵入す ることはありません。空気清浄機の ように室内に入ってしまった汚染物 質を除去するのではなく、屋外から の侵入を防ぐことで、室内に有害な ものを入れないことこそが、本当の 空気清浄なのです。

第三種換気システムについてご紹介しましたが、どんなに性能の良いシステムを採用しても気密がしっかりと確保できていない住まいではその性能を活かすことができません。せめてC値0.2以下は確保したいですね。

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